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うぇでぃんぐろぐ

新婚夫婦のリアル。

賢者の贈り物

どうも、かつゆきです。

私、実は読書が好きで(唐突でスイマセン)、時間見つけてはカバンの中に忍ばせた文庫を取り出して、通勤や昼休みに読んでいます。

ただ、まとまった時間は取れないし、取れてもそんなに長く集中力がもつタイプじゃないので、最近は短編を好んで読むようになりました。

で、最近見つけた本がコチラ。

賢者の贈りもの: O・ヘンリー傑作選I (新潮文庫)

賢者の贈りもの: O・ヘンリー傑作選I (新潮文庫)

O・ヘンリーの短編集がホント良くて、一話が文庫本見開き10ページもいかないんですけど、気持ちがホッコリする、読むと優しい気持ちになれるエピソードがたくさん収録されています。

先日このO・ヘンリー短編集を読んで、奥さんとちょっとしたトラブルがありました。

ということで今回は、O・ヘンリー短編集の第1話「賢者の贈り物」をめぐって、我が家で起こったドタバタを紹介します。

O・ヘンリー「賢者の贈り物」

あらすじ

ここで、「賢者の贈り物」のあらすじを紹介します(以降、ネタバレ注意)

物語の主人公は、デラという女性。

ジムという男性と結婚しており、結構なビンボーです。

クリスマスを前にして、ジムへのプレゼントをに使うお金が1ドル87セントしかありません。

ちなみにデラとジムが一週間で稼ぐお金が20ドルなので、まぁキツイっす。

下の出入口には、とこからも手紙の来ない郵便受けがある。電気仕掛けのボタンもあるが、いくら押しても呼び鈴になってくれない。

この部屋の窓と窓の間に、縦長の姿見があった。といって週八ドルの安アパートにあるようなものもので、ひどく幅が狭い。ほっそりとした人間が器用に動いて、ひょろ長い鏡に少しずつ映ったら、どうにか自身の容姿を把握できるかもしれない。

こんな感じのビンボーエピソードの尽きない夫婦ですが、この2人はとても仲良しです。

デラの、ジムへのプレゼントを考えている時の気持ちがこのように描かれています。

わたしのジムー。どんなものを買ってあげようか、さんざん考えていると、それが楽しかった。

すてきな掘り出しもの、ほんとうの本物。あの人に持ってもらうのにすこしでもふさわしいようなもの。

読んでるコッチが照れてしまうような場面…(//∇//)

さて、こんなビンボー夫婦でも、二つ、とっておきの宝物がありました

一つはデラの髪。とても美しい茶色の髪で、ひざ下まであるほど、とても長いです。

もう一つは、ジムの金時計。おじいさんの代から続くとあるので、家宝のようなものと思われます。

ここでデラが一大決心をします。なんと自分の髪を売っぱらってしまうのです!

ジムへのプレゼントを買うためです。とはいえ、デラもためらいがなかったわけではありません。

つい迷いが出て立ち止まり、涙が一粒、二粒、すり減った赤いカーペットに落ちかかっている。

泣く泣く髪を売ったデラは、さまざまなお店を訪ね、ついにジムへのプレゼントとして、金時計につけるプラチナの鎖を購入します。

今まではボロボロの革紐で、時計が立派なものだったのもあり気にして人前であまり見せなかったジムを、デラはよく観察していました。

家に帰ると、髪の毛が短くなりちんちくりんになっている様子を鏡でみます。

「神様、これでも可愛い女だと思われますように」

と、ジムにどう思われるか心配しながら帰りを待ちます。

やがてジムが帰宅しました。

キレイな髪を蓄えていたデラの頭がちんちくりんになっているのをみて、ジムは驚いてしまいます。

デラはジムに声をかけ、プレゼントを買うために自分の髪を売ったと告白します。

デラが夕食に取り掛かろうとした時、呆然としていたジムが我に返って、デラへのプレゼントとして櫛のセットを渡します。

ジムは、デラが拝むように眺めていた櫛のセットを、覚えていたのです。

あまりの感動に涙してしまうデラでしたが、デラもジムへのプレゼントを渡します。

そのプレゼントをみたジムは、こう言いました。

デラ、どっちのプレゼントも、当分しまっておこうよ。すぐ使うなんて、もったいない。あの時計は売っちゃった。櫛を買いたかったからね。さてと、肉を焼いてもらおうかな」

これはスゴい…!

ほっこりしますよね…

いいなぁ、こんな夫婦になりたいなぁ…(´꒳`)

デラはジムの金時計のために自慢の髪を、ジムはデラの髪のために家宝の金時計を、それぞれの一番の財産を、お互いの財産のために売っぱらってしまいます。

なかなかできることじゃないですよね。

また、話の構成もいいですよね!

最初デラにのみフォーカスし、ジムのことはあまり描かれていなかったことが、ラストシーンの感動をより引き立てていました。

舞台設定も秀逸で、明日どうなるかわからない、というほどの貧乏ではなく、ギリギリやっていける程度の貧乏さが、デラとジムの愛情を引き立てています。

ただ最後まで読み通して、

「どっかで聞いたことあるなぁ…」

と思いました。多分ネットの記事か何かで読んだんだろうと、そのときは特に気にもしませんでした。

奥さんとシェアだ!

奥さんにすすめる

読んだのが今週日曜(4/2)の夜9時で、次の日が早いのでもうそろそろ寝ようかと思ってた頃合いでした。

「これスゴいで!一回読んでみてよ!」

トーリーの大展開に心奪われた私は、奥さんに猛プッシュして勧めました。

「じゃあ、お布団入りながらでも読もっかな」

と言って、文庫を手に取りもぞもぞと布団にくるまりながら読み始めました。

「奥さんも絶対イイって思うやろなぁ〜♡ええことしたなぁ〜♡」

とか思いながら、のんきに歯磨きしてました。

歯も磨き終わり、まだ早いけどそろそろ寝ようかなと奥さんに呼びかけられました。

読み終わったことを察した私は、

「いや〜、ジムとデラはスゴいよね〜」

「贈り物ってこうあるべきだよね〜」

とか言って、一人はしゃいでおりました。

そこで、奥さんがぽつり。

この話、この前わたしせーへんかった?

「…えっ?」

「いやだから、この話、このまえしてあげたやん。覚えてない?」

覚えてないっす。

覚えてたらこんなウキウキでオススメしないっす。

さらに奥さんが続けます。

「一カ月前ぐらいに仕事おわり一緒に帰ってて、駅前の交差点、ほら唐揚げ屋さんあるとこの、あそこで信号待ちしてる時に話したで。」

なんも思い出せませーん!

「ごめん、全然思い出せへん…(;ω;)」

「…話聞いてなかってんな!(๑•ૅㅁ•๑)」

このあとふくらはぎと腰のマッサージフルコースで、やっとお許し頂けました。

妻よ、すまん。

反省

「賢者の贈り物」をめぐるわたしの粗相から、今後の円満な夫婦生活のため、反省点を列挙いたします。

話をよく聞こう

まずこれ。

仕事で疲れているのはお互いさまです。

話をよく聞きましょう。

たまに「女性の話は同情を求めている」とか見かけますけど、もちろんそういった一面もあるとは思いますが、

「そうだねー大変だねー」

だけで会話はなりたちません。

適当に会話をあしらうと、私のように怒りを買ってしまうのでご注意を。

大切なパートナーだからこそ、相手を思って話を聞きましょう。

何かあっても許してもらえる特技を身につけよう

とはいえ人間ミスをするもの。

話聞きそびれた日だってあるじゃないか。

そのときのため、些細なことなら許してあげちゃう癒しの特技を身につけましょう。

私はマッサージです。

特にふくらはぎのマッサージが得意です。

5分あれば爆睡させます(妻に限る)。

本に書いてイイと思ったなら実践しよう

世の中にはたくさん名著と呼ばれる本があって、ちょっと読みかじると、

「誰某は〜なことをこの本で言ってるんだ!」

みたく自分の知識を自慢したくなってしまいますが、そのようなものはあくまで借り物の知恵、実践しないと己のものにはなりえません

なーんてことはわかっていたはずなのですが、わかっているつもりでした…

ジムのデラに対する愛情に感銘を受けて、スゴい!と思って、どうスゴいのかあれこれ話をぶちまけてたわりに、現実で向かい合う妻の話を聞いてなかったんですからね…

とまぁ、反省はこんなところですかね。

今日もたくさん妻の話を聞こう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!次回もお楽しみに〜